先日のTV番組『ガイアの夜明け』が【立ち向かう!物流”危機”】のテーマで、ドライバー不足とそれに対する取り組みが取り上げられました。

内容としては
1、ドライバーの長時間労働を改善する取り組み
2、若い人材の確保と育成
の2点でした。

そのなかで、ドライバーの長時間労働を改善する取り組みについては、
長時間労働の要因となる積込作業の改善についてでした。

北海道の地域農協から札幌の卸売り市場へ、生鮮野菜を運ぶ業務において
ドライバーの拘束時間が長く、問題となっているケースです。

拘束時間が長い理由として、積込作業、荷降作業が手作業で、トータル2時間15分かかっていました。
手作業で行いますので、肉体的にもきつく、ドライバーになりたい人がいなくなるのも納得できます。

番組では、手作業のバラ積みを止め、パレット積み作業に変えることでどの程度作業時間が短縮されるかの
実証を行い、なんと15分で積込、荷降作業が済んでしまいました。

この事例では積込み場所、荷降ろし場所にフォークリフトがあり条件が恵まれていましたので、レンタルパレット
の利用で、改善できそうな内容でした。

番組ではパレット搬送時の荷崩れ対策や、積載効率などの問題は提示されませんでしたし、店舗配送や個配などフォークリフトが準備されていない現場は数多くあります。

ドライバー不足は、物流企業のみならず産業の存続を危うくする要因でもはや待ったなしの状況ですが、機器・用具を運用することにより、ドライバーの負担を減らし働きやすい環境を作るこの事例は、大変参考になるのではないでしょうか?

 

パレット搬送時の荷崩れ対策には弊社の荷崩れ防止バンドを是非ご検討ください。

 

 

 

『ドライバー不足は、流通のシステムをどう変えるのか?03』では、
最近の店舗配送の変化について取り上げてみたいと思います。