荷崩れ防止対策でゼロエミッションとコストダウンを実現の詳細です。
このお客様は飲料の原材料(シロップ、フレーバー、甘味料など)を製造する工場から、
各地域のボトリング工場へ配送する際にストレッチフィルムを多様していました。
原材料はボトル、ケースなど複数の形状が混在し、混載となるため荷姿が悪く
ストレッチフィルムの削減には手がつけられていていませんでした。
環境ISOを取得しており、いろいろな改善の1つとしてストレッチフィルムの削減が取り上げられ、
荷崩れ防止バンドで対応できないか相談がありました。
現場を拝見し、荷姿が次の2種類に分類できることと、パレットを段積みすることがわかりました。
1、荷姿がきれいで通常仕様のバンドで対応できるもの
2、混載で形状が悪いもの
そこで解決策として荷崩れ防止バンドを改良し、伸縮ネットを固定できるようにしました。
上記1,2が下部、3を上部として段積みするので、1,2に荷崩れ防止バンドを巻き固定し
3に伸縮ネットをかけて荷崩れ防止バンドをベースとして固定します。
結果としてストレッチフィルムを全廃でき、廃棄物ゼロ、ストレッチフィルムの購入費もなくなりました。
懸念していた作業時間も短縮でき、荷崩れ防止バンド類は7年間繰返し使用できました。
現在は2代目を使用中です。